世田谷区・下北沢でホームページ制作を頼むなら、地元にあるかどうかより「打ち合わせの回数と、公開後に誰が触るか」で選ぶのが確実です。地域名で探すのは正しい入口ですが、選ぶ基準まで地域で決めると、判断を誤ります。

この記事は、世田谷区・下北沢周辺で店舗や事務所を構えていて、はじめて制作を外注する方に向けて書いています。

結論:地域で探し、基準は3つで決める

見る点 確かめ方 だめな答え
打ち合わせの回数と場所 標準で何回か、対面か、追加は有料か 「都度ご相談」だけで回数を示さない
公開後に誰が触るか 文章や写真の差し替えを、自社でできるか 「修正はすべて弊社で承ります」しか言わない
データと権利の所在 ドメイン、サーバー、原稿、写真の権利は誰のものか 契約書に記載がない

地域で絞るのは、打ち合わせに行ける距離かどうかを確かめるためです。それ以上の意味を持たせないでください。近いという理由だけで選ぶと、公開後に困ります。

課題:地域名で探すと、比較の基準がなくなる

「世田谷 ホームページ制作」で検索すると、価格帯も体制もばらばらの会社が並びます。多くの場合、次のような状態になります。

  • 見積もりの金額が3倍ちがうが、なぜ違うのか分からない
  • どこも「地域密着」「実績多数」と書いていて、区別がつかない
  • 話を聞くほど不安になり、決められないまま数か月が過ぎる

金額差の理由は、ほとんどが設計にかける時間です。テンプレートに当てはめる場合は設計工程がほぼゼロになり、事業内容の整理から始める場合はヒアリングと構成だけで数週間かかります。前者が悪いわけではありません。名刺代わりのサイトなら十分です。ただし検索から人を集めたい場合、設計を省いたサイトは後から作り直しになります。

判断が難しいのは、どちらの見積もりも「ホームページ制作一式」と書かれている点です。同じ言葉で、中身がまったく違うものが並びます。ここを見分けるには、金額ではなく工程を聞くしかありません。次の3つは、話を聞けばその場で分かります。

解決策1:打ち合わせの回数を、契約前に数字で聞く

「何回打ち合わせますか」と聞いて、数字で答えられるかを見てください。回数が決まっているということは、どの工程で何を決めるかが決まっているということです。

Atelier Iroha の場合は、標準構成で4〜6回を目安にしています。内訳は次のとおりです。

  1. ご相談・現状の確認
  2. 設計とキーワードの合意
  3. トップページのデザイン確認
  4. 下層ページのデザイン確認
  5. 公開前の最終確認

対面かオンラインかは、どちらでも構いません。下北沢を拠点にしているのは、対面を選べるようにするためであって、対面を強制するためではありません。ここは相手に選ばせてくれる会社を選んでください。

解決策2:公開後に自社で何を触れるかを確認する

もっとも差が出るのがここです。次の3つを聞いてください。

  • 記事やお知らせを、自社で追加できますか
  • トップページの文章を、自社で直せますか
  • 直せない場合、修正の依頼は月額に含まれますか

「すべて弊社で対応します」という答えは、一見親切ですが、小さな修正のたびに連絡と待ち時間が発生するということでもあります。営業時間を1行直すのに数日かかる状態は、運用としてつらいものです。年末年始の営業案内や、料金改定のお知らせのように、自分で直せれば5分で終わる作業が積み上がります。

逆に「すべて自社で更新できます」という答えにも注意が要ります。更新できる範囲がどこまでかを確認してください。文章だけなのか、写真の差し替えもできるのか、ページを増やせるのか。レイアウトを崩せてしまう仕組みは、かえって使われなくなります。

当サイトでは、記事の追加と固定ページの文言修正を、管理画面から自社で行えるようにしています。この読みものセクションも、お客様にお渡しするものと同じ仕組みで動いています。納品後にどう見えるかは、そのままご確認いただけます。

当社が公開後に何をお渡ししているかは、記事コンテンツ運用のページに書いています。基準の詳しい聞き方は、制作会社選びで失敗する分かれ目で扱っています。

解決策3:データと権利の所在を、契約書で確かめる

制作会社を変えるときに揉めるのは、ほぼこの3点です。

対象 確認すること
ドメイン 誰の名義で取得するか。自社名義が原則
サーバー・管理画面 管理用のアカウントを引き渡してもらえるか
原稿・写真 撮影した写真の利用範囲。他社サイトへ移せるか

口頭で「もちろん渡します」と言われても、契約書に書かれていなければ確認できません。契約前に、書面のどこに書いてあるかを聞いてください。

依頼する前に用意しておくとよいもの

打ち合わせが早く進み、見積もりの精度も上がります。完璧でなくて構いません。

用意するもの なぜ要るか
いま使っているサイトのURL 検索順位と流入の状態を先に調べられる
ドメインとサーバーの契約情報 誰の名義で、どこで契約しているかで移行の手順が変わる
載せたい実績・お客様の声 事業の強みを、こちらが推測せずに書ける
使いたい写真 撮影が要るかどうかで、期間と費用が変わる

文章は用意しなくて構いません。ヒアリングをもとに、こちらで書けます。 むしろ「うまく書こうとして止まってしまう」ほうが、公開が遅れる原因になります。

とくに1つ目は効きます。既存サイトがある場合、どのページが見られているか、どのキーワードで表示されているかを先に調べておくと、作り直すべき場所と、残すべき場所が分かれます。 全部作り直す必要がない場合もあります。

事例:地域名を含む検索で順位が動いた記録

運営元である株式会社iroha が手がけた案件では、次のような記録があります。

  • Y県の建設業:既存サイトの検索順位が9〜10位で停滞していた状態から、ページ構成とキーワード設計を組み直し、3ヶ月以内に検索1ページ目へ
  • 東京都S区の美容業:新規に取得したドメインで、地域名を軸にした構成により、公開から1ヶ月で対象キーワードの検索1ページ目へ

どちらも地域名を含むキーワードでの記録です。クライアントが特定されないよう、エリアと業種までの表記にとどめています。検索順位は当方が決められるものではないため、同じ結果をお約束するものではありません。

地域名での検索は、全国を相手にするキーワードより競合が少なく、動きが出やすい領域です。世田谷区・下北沢で事業をされているなら、まずここを取りにいくのが現実的です。

よくある質問

Q. 地元の制作会社に頼むメリットはありますか。

A. 対面で話せることと、地域の商圏を知っていることの2点です。ただし制作の品質そのものは距離と関係ありません。オンラインで完結できる会社も多いため、近さは条件の1つとして扱い、決め手にはしないことをおすすめします。

Q. 見積もりを比べるとき、どこを見ればいいですか。

A. 内訳が「設計・構成」「デザイン」「実装」「原稿・写真」に分かれているかを見てください。「デザイン費一式」とだけ書かれた見積もりは、どこにいくらかかっているのか判断できません。内訳を出してほしいと伝えて、断られる会社は避けたほうが無難です。

Q. 公開までどれくらいかかりますか。

A. 8〜12ページの標準構成で、ご相談から公開まで2.5〜3ヶ月が目安です。原稿と写真の準備状況によって前後します。急ぐ事情がある場合は、公開する範囲を絞って先に出し、後から足す進め方もできます。

まとめ

地域で探すのは正しい入口です。ただし選ぶ基準は、打ち合わせの回数、公開後に誰が触るか、データと権利の所在の3点で決めてください。この3つは契約前に必ず確認できます。

判断に迷う場合は、いまお使いのサイトがあれば、検索順位と流入の状態をこちらで調べたうえでお話しします。何から直すべきかをお伝えします。お問い合わせからご相談ください。