表示速度は順位にどこまで効くのか

直接の影響は限定的です。内容が同等のページ同士を比べるときの判断材料、という位置づけになります。速いだけで上位に出ることはありません。

ただし離脱には明確に効きます。 読まれなければ、順位も上がりません。表示に時間がかかると、開いた人が内容を見る前に戻ってしまいます。

この記事は、表示速度の改善にどこまで費用をかけるべきか迷っている事業主向けです。

どの数値を、どこまで改善すればよいのか

見るのは3つだけです。いずれも計測は無料でできます。

指標 見るもの 目標
LCP 主要な要素が表示されるまで 2.5秒以内
INP 操作に反応するまで 200ミリ秒以内
CLS 表示のズレ 0.1以下

目標を大きく超えて速くする必要はありません。 2.5秒を2.0秒にする作業より、載せる内容を増やすほうが結果につながります。

意外に見落とされるのがCLSです。読もうとした瞬間に画像が読み込まれ、文章が下へずれる現象を指します。数値としては小さく見えますが、読む人の体感を最も損ないます。

何を直せば速くなるのか

順序があります。上から順に効きます。

  1. 画像を適切なサイズで書き出す。 最も効きます。撮影したままの大きな画像を、表示する大きさに合わせて書き出し直します
  2. 使っていないJavaScriptを外す。 導入したまま使っていない計測タグや装飾が残っていることがあります
  3. 書体の読み込み方法を見直す。 種類と太さを絞るだけでも変わります

1をやらずに3をやっても数値は動きません。画像だけで、多くのサイトは目標に届きます。

自社で判断できるのは1までです。2と3は仕組みの話なので、制作会社に依頼するほうが早く終わります。依頼するときは「表示速度を上げたい」ではなく、計測結果の数値を渡してください。どこを直すかが具体的に決まります。

なお、当サイトでは表示速度を落とす演出を最初から採っていません。動きはフェードとわずかな移動だけに絞っています。後から速くする作業より、遅くなる要素を入れない判断のほうが安く済みます。

費用をかける前に確かめること

改善に着手する前に、いまの数値を測ってください。目標を満たしている場合、ここに費用をかける理由はありません。

多くの中小企業のサイトでは、表示速度より先に直すべき箇所があります。対応地域が書かれていない、価格の桁が分からない、誰が担当するか分からない。速度が2.5秒を切っていても、これらが欠けていれば問い合わせは増えません。

改善の順番に迷う場合は、いまのサイトを拝見したうえでお伝えしています。お問い合わせからご相談ください。

表示速度を含めた設計全体は、SEO・AIO設計で扱っています。順位が何で決まるのかから確かめたい場合は、SEOとは何をすることかをご覧ください。